線虫がん検査は自宅で受診できるがん検査!特徴や開発者の広津崇亮氏について調査しました

日本人の死因で一番多い病気は何かご存知でしょうか?それはがんです。2020年の厚生労働省の調査によると、人口の27.6%、およそ4人に1人が、がんで亡くなっています(男女ともに多いのは、「気管、気管支及び肺」となっており、その他「胃」、「膵臓」、「結腸」などがあります)。

日頃からがん検診を行い、早期発見をすることが予防策ですが、なかなか定期的に病院に通うのは難しいかもしれません。このような課題を解決するために注目されているのが、自宅で簡単にがん検査が出来る「線虫がん検査 N-NOSE」です。なぜ、簡単にがん検査を行うことができるのか、その特徴や仕組みについて調査しました。

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線虫がん検査、通称N-NOSE(エヌノーズ)とは?

線虫がん検査
線虫がん検査「N-NOSE」の公式サイトより

N-NOSEは、線虫という嗅覚に優れた生物を使って行うがん検査です。生物学者の広津崇亮氏が、がんの匂いに引き寄せられる線虫の特性に着目し、開発しました。

線虫がん検査の特徴について

HIROTSUバイオサイエンスの資料が挙げているN-NOSEの特長は以下の通りです。

  • 簡便:健康診断と同じく、わずかな尿で検査が行えます
  • 安価:線虫の飼育コストが安いため、検査料金を抑えることができます
  • 高精度:感度は86.3%
  • 早期発見が可能:ステージ0、Ⅰの早期がんも検知することが臨床研究において確かめられています
  • 苦痛がない:わずか1滴の尿で検査ができるため、 身体的負担がありません
  • 全身網羅的:一度の検査で全身のがんリスクを調べることができます

また、現在「N-NOSE」が反応するがん種は以下になります。

胃、大腸、肺、乳、膵臓、肝臓、前立腺、子宮、食道、胆嚢、胆管、腎臓、膀胱、卵巣、口腔・咽頭

約15種のがんで早期発見を行える可能性があるとしています。

※いずれもHIROTSUバイオサイエンス公表資料より。詳細はHIROTSUバイオサイエンスのウエブサイトでご確認ください(https://hbio.jp/srv/nnose1

線虫がん検査で活用する線虫とは?

「N-NOSE」で使われる線虫とは、どのような生き物なのでしょうか。線虫の正式名称はC. elegans (シー・エレガンス)といい、好きな匂いに近づき、嫌いな匂いから遠ざかる化学走性を持っているといいます。線虫は、犬より多い嗅覚受容体遺伝子を持ち(約1.5倍)、機械では検知できないほど微かな匂いを嗅ぎ分ける能力を秘めているそうです。また、一匹が約300個の卵を産み、大腸菌で繁殖するため、コストを抑えて飼育が可能だということです。

※HIROTSUバイオサイエンスウエブサイト公表資料より。詳細は同社ウエブサイトをご確認ください(https://hbio.jp/srv/nnose3

線虫がん検査を受診するには?

線虫がん検査
線虫がん検査にはアフタサービスも(N-NOSE公式サイトより)

「N-NOSE」を受診するには以下の手続きが必要です。

  • WEBサイトから検査キットを購入
  • マイページの登録を行い、尿の提出予約をする
  • 自宅で集荷の場合尿を凍結保存し、集荷スタッフに渡すor指定場所に提出する場合、専用の保冷バッグに尿を入れ、採尿から4時間以内に提出。
  • 約4週間後に、郵便とマイページで結果を通知

また、仮に判定でがんの可能性がある場合、アフターサービスを受けることができます。
専門スタッフが検査結果の解説、次の検査のための情報提供、医療機関への相談に向けたアドバイス、健康診断の予約代行をサポートします。

線虫がん検査のCMは?

線虫がん検査
線虫がん検査N-NOSEのオリジナルキャラクター「線虫くん」

N-NOSEでは、テレビCMの放映も行っています。線虫の能力にフォーカスした「線虫の能力」編や早期発見の大切さを訴える田中麗奈さん出演のCM、ジャニーズの東山紀之さんが登場するCMなど、さまざまなバージョンがあります。線虫がん検査で活躍する線虫をオリジナルキャラクターにした「線虫くん」が登場し、かわいいダンスを披露するバージョンのCMが最近、話題となりました。

線虫がん検査の開発者である広津崇亮氏とは?

線虫がん検査
線虫がん検査を開発した広津崇亮氏HIROTSU(HIROTSUバイオサイエンスウエブサイトより)

この線虫がん検査を開発したのは、広津崇亮氏です。どのような経緯で、この検査が生まれたのでしょうか。

英科学誌「NATURE」にも掲載された広津崇亮社長の経歴について

広津崇亮氏の経歴は、主に以下となります。

  • 1972年 山口県生まれ
  • 1991年 私立東大寺学園卒業
  • 1995年 東京大学理学部生物学科卒業
  • 1997年 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 修士課程修了
  • 1997年 サントリー株式会社入社
  • 2001年 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 博士課程修了 博士(理学)
  • 2001年 日本学術振興会 東京大学遺伝子実験施設 特別研究員
  • 2004年 京都大学大学院生命科学研究科 ポスドク研究員
  • 2005年 九州大学大学院理学研究院生物科学部門 助教
  • 2016年 株式会社HIROTSUバイオサイエンスを設立し、代表取締役に就任
  • 2018年 Adjunct associate professor, QUT(Australia)

広津崇亮社長の受賞歴は以下の通りです。

  • 2002年井上研究奨励賞受賞(井上科学振興財団)
  • 2016年開発研究奨励賞(ニューロクリアティブ研究会)
  • 2016年中山賞奨励賞(中山人間科学振興財団)
  • 2016年ナイスステップな研究者(文部科学省)

生まれは山口県、育った場所は京都の京田辺市という自然豊かな場所だった広津氏ですが、高校時代の成績は優秀で、医学部受験を勧められましたが、塾の講師に、「これからの時代は生物学だ」だと言われ、生物学を研究するため東京大学理学部に進学します。

酵母の研究室に所属していた広津崇亮氏ですが、この時線虫と出会い、4年生から修士まで線虫の交尾行動を研究することになります。修士課程修了後サントリーに就職、商品開発部に配属されました。当時を振り返り、「基礎研究配属ではなかったことに驚きましたが、花形部署で同僚も理系の優秀な人ばかり。仕事はとても楽しかったです」と語っています。

しかし、研究に心残りもありました。会社の先輩の「長く働き続けると、やめにくくなる」という言葉に心動き、退職を決意。もう一度東大の研究室に戻ることになりました。「線虫の嗅覚」について研究を行い、論文が英科学誌『ネイチャー』に掲載されました。『ネイチャー』は科学界で大きな権威となっており、快挙でした。

このテーマをさらに深く掘り下げ、がんについて考え出したのは、九州大学の助教授時代でした。科研費だけではなく、民間の財団にも応募し、研究費を取りに行き、がんの治療や予防に活かす方法を研究しました。

大学で研究を続けていた広津氏ですが、起業を決意します。その理由として、「アカデミアの世界では、発明する人と実用化する人は、別の人だろうと考えがちです。私も最初はそう考えていました。しかし発明者が関与しなければ、実用化は遅れる一方です。素晴らしい研究成果が世に出ることなく終わってしまう、そういう実例を山ほど見てきました。世の中に広く役立てたいのなら、色々な人に知ってもらって、仲間を増やさなければいけません。ならば、誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分がリスクを負って先頭に立つべきです」と語ります。

大学で地道に研究を行ってきたからこそ、研究成果を社会に広めていくことの重要性を知ったのです。

2016年夏にHIROTSUバイオサイエンスを創業します。そして3年半で『N-NOSE』をリリースしたのです。

HIROTSUバイオサイエンス広津崇亮社長の理念について

広津氏は長い研究生活、起業を経て、3つの未来ビジョンを目標として掲げています。

一つ目は、心身ともに健やかな「未来」です。人生を豊かに過ごすために不可欠な「健康」について。病気診断技術の研究開発で、貢献していくそうです。二つ目は、生物の能力を活かす「未来」。長年線虫について研究してきた中で、機械にはない生物の持つ力を信じ続けてきました。今後もさらなる可能性を見つけるため、生物研究を進めていくとのことです。三つ目は、研究者が輝く「未来」です。日本の研究開発の縮小に危機感を覚えつつ、科学大国としてリードしていくために、研究を主軸とした企業づくりを目指していくようです。

まとめ

今回本記事では、「N-NOSE」や広津氏の経歴について調べてきました。手軽にがん検診が受けられ、早期発見の可能性にもつながるので、興味を持った人はぜひ受けてみてください

会社概要

  • 社名:株式会社HIROTSUバイオサイエンス
  • 本社所在地:〒102-0094東京都千代田区紀尾井町4-1ニューオータニガーデンコート22階
  • 資本金:¥5,545,859,000(資本準備金を含む)
  • 代表:代表取締役 広津 崇亮
  • 事業内容:生物診断研究:線虫および線虫嗅覚センサーを利用したがん検査の研究・開発・販売
  • 設立:2016年8月
  • 公式サイト:https://lp.n-nose.com/

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