製造から物流までお任せあれ!ヨコタエンタープライズの事業内容を調査しました

皆さんは普段、ネットショッピングなど利用していますでしょうか?Amazon、楽天市場、メルカリなど、さまざまなプラットフォームが発達したことにより、生活用品や家電商品までほとんどのものが購入できるようになりました。このように、気軽にネットショッピングが可能となった背景には、物流の発達があります。今日頼んだものが明日届くということは、数十年前では不可能でしたが、物流の進歩により各ECショップはそうしたオプションを提供できるようになりました。物流の発達を可能にしたのは、さまざまな事業者の企業努力・工夫によるものが大きいようです。

今回は製造の外部委託、物流事業を一貫して行うことで、日本のモノづくりをサポートしているヨコタエンタープライズの事業について調査を行いました。

マネートレンディに掲載されている記事はアフィリエイト、広告収入等を目的として取材費や制作費、あるいは掲載費などをいただいたタイアップ企画です。

ヨコタエンタープライズとは

ヨコタエンタープライズ
ヨコタエンタープライズ ウエブサイトより

ヨコタエンタープライズは、「製造アウトソーシング事業」「物流事業」「ITエンジニアリング事業」の事業を主軸としている企業です。本社は愛知県名古屋市にあります。

「学歴や経験で不採用」「サービス残業や休日出勤は当たり前」「薄給」「外向的じゃないとダメ」「きちんとした研修やサポート制度なし」といった物流業界のイメージを変えたいという想いから、正社員希望者は正社員で採用、スキル習得のための社内転職あり、福利厚生に力を注ぐなど、新たな試みを行っている会社です。

ヨコタエンタープライズの歩み

ヨコタエンタープライズ
2006年、大型トラック3台取得から一般貨物運送事業をスタート

ヨコタエンタープライズのこれまで歩んだ道のりは、どのようなものなのでしょうか。
サイトには以下のような年表が載っています。

  • 1996年3月:ヨコタエンタープライズ設立
  • 2001年4月:ヨコタエンタープライズ物流事業参画に向け営業開始
  • 2001年10月:ドライバー派遣を主としたアウトソーシング事業開始
  • 2005年9月:一般貨物自動車運送業取得
  • 2006年1月:大型トラック3台取得により一般貨物運送事業開始
  • 2010年6月:製造部(アウトソーシング事業)開設
  • 2010年10月:資本金4,700万に増資
  • 2016年4月:株式会社ヨコタ建築コンサル設立
  • 2017年7月:埼玉県関東事業所開設・神奈川県 神奈川営業所開設
  • 2022年3月:大阪府枚方営業所開設

これだけ見ると、順風満帆な道のりに思えますが、実際は色々な苦労があったようです。

遺品にあった「起業したい!」というメッセージ

代表取締役横田成人の祖父横田種一は、京都帝国大学(現京都大学)理工学部を卒業した後、神戸製鋼に入社しました。

2年間の世界一周視察を行い(後の神戸製鋼の発展に大きく寄与した田宮嘉右衛門氏も同行)、当時日本になかったさまざまな文化に触れました。

しかし、その7年後に横田種一は43歳の若さで逝去しました。残された遺品の中から発掘されたノートには、「起業したい」といったメッセージが綴られていたそうです。

この遺志を引き継いだ息子の横田俊男は、太平洋戦争から3年後の1948年に「ヨコタ工業(現ヨコタハウス)」を設立します。当時としては画期的な「ユニットハウス」方式を発明し、県内でも有数の建築会社に成長しました。

横田成人社長がトラックドライバー派遣事業をスタート

ヨコタエンタープライズ

そして、横田成人氏の代となり、2001年にヨコタエンタープライズは、トラックドライバーの派遣事業をスタートします。しかし、運送業の知見のない中、ゼロからのスタートであること、サブプライムローン問題に端を発するリーマンショックなどの影響により、月の売上は2000万円、毎月500万ずつキャッシュが消える、3000万円の融資に漕ぎ着けても半年しか持たない、などの危機的な状況に陥ったようです。

一時は倒産の可能性もありましたが、社員一丸となって奮起し、横田はV字回復を遂げました。
現在では、従業員数が700名所属、大阪、三重、埼玉、神奈川、茨城、岐阜など全国各地に営業所が存在しています。

ヨコタエンタープライズの事業内容

ヨコタエンタープライズの主力事業は3つあります。その三本柱は以下となります。

製造アウトソーシング事業

こちらの事業は2010年から始まった事業です。高い技術力を持ったエンジニアや製造スタッフにより、輸送機器(自動車、航空、宇宙、鉄道、船舶)産業用機器、半導体、家電、生産設備、デジタル家電、精密機器、通信機器などの製造業務を請け負っています。上流の開発設計から、 システム開発、試験・評価・解析・試作、生産技術、品質保証、設備保全など、さまざまな工程でヨコタエンタープライズの社員が活躍しています。

物流事業

現在人材不足が社会問題となっている物流業界。日本を代表するナショナルクライアントを主に、飲料や食品、ガス器具、建材、樹脂原料、樹脂製品、自動車部品、工作機械部品・部材、各種工業製品の輸送をサポートしています。他ジャンルの輸送品を扱っているため、景気の影響に左右されにくく、大型トラックを中心に250台の車両が運行しています。また、安全性のため、Gマークの取得、的確な配車対応、全線高速道路などを徹底しています。

ITエンジニアリング事業

今後人口減少が想定される中、企業のIT化は避けては通れません。
ヨコタは、基幹系システムの開発・改善、 iOS/Androidアプリケーション開発といったITシステム開発、自動車エンジン制御システム開発、産業用ロボット制御システム開発、LAN / WAN構築、データセンター内インフラ構築など多種多様なサポートを行っています。他の二つの事業と比べると新参ですが、多くのクライアントから依頼を受けているようです。

ヨコタエンタープライズが掲げる理念とビジョン

ヨコタエンタープライズが掲げるビジョンは、「FOR JAPAN FOR DREAM」です。ヨコタは現在日本が抱える問題である少子高齢化・労働力の不足を解決することで、日本の成長を加速させることを目指しています。高度経済成長の時代、日本製品は世界に誇れるクオリティを持ち、市場規模を拡大させていきました。現在他諸国の成長により、そのシェアは減少しています。そうした中で、AI、IoT、FA(ファクトリーオートメーション)、自動運転等の最新技術を駆使することで、省人化のサポートを行っていくことを目指しています。

ヨコタエンタープライズの社長:横田成人の想い

ヨコタエンタープライズのサイトでは、代表である横田成人氏のメッセージが掲載されています。

そこには、ヨコタエンタープライズの理念である「事業を通じて、社会の「もっと!」に貢献します お客様の「もっと!」を誠心誠意で解決します 全社員の「もっと!」を実現します」
に基づき、社会に対して、誠実に対応することの重要性が記載されています。

横田氏は、企業を樹木にたとえ、社会という土壌に還元を行わなければ、健やかに成長しないと説きます。また、社員という枝葉の重要性を伝え、社員あってこその企業であるとメッセージを伝えています。

「社会、社員に誠実であることで、会社の拡大を行っていく」そうした横田氏の想いを汲み取ることができます。

まとめ

本記事では、ヨコタエンタープライズの事業や成り立ち、ビジョンについて調査を行ってきました。今日本が直面している課題に対して、誠実に解決を行おうとするヨコタは、今後更なる注目企業となるのではないでしょうか。

会社概要

  • 会社名:株式会社ヨコタエンタープライズ
  • 代表者:横田成人
  • 資本金:4,700万円
  • 従業員数:700名(2020年1月現在)
  • 所在地:〒452-0833 愛知県名古屋市西区山木一丁目165番地 ヨコタビル・リアル
  • 電話:052-508-5057
  • コーポレートサイト:https://yokota-ent.com/

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