レーサムは、「お客様と社会が喜ぶものしか、創らない」と掲げている不動産販売会社です。時代の中で価値を失いつつある不動産を、未来の社会で再び価値を生むよう、知を結集して生まれ変わらせ、お客様の運用資産を提供する不動産価値創造企業。今回はそのレーサムの元会長である田中剛氏について、また、現社長の小町剛氏について調査しました。
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元会長:田中剛氏がレーサム創業にかけた想い
レーサムは、元取締役会長の田中剛氏が1992年に、収益不動産による資産運用・資産形成コンサルティングを目的とした不動産コンサルティング会社「株式会社レーサムリサーチ」として設立しました。
レーサムという社名は、「RAY=ひらめき・心 SUM=集める・高める」という意味だそうです。そこには「将来へ意味のある投資機会をさがし出す。」「社会課題に応じ一つひとつ不動産を再生し、時代を超えて持続する価値をつくり出す。」「自ら現場で調べ独自の知見を積み重ね、潜在力を秘めた案件に挑戦し続ける。」という元会長:田中剛氏の想いが込められています。
創業から9年の2001年に東証上場、2008年には東京霞が関に本社を移転し、収益不動産の流通市場を創り出しました。現在、不動産ストックの質的転換を一つひとつ積み上げています。
田中剛元会長が創業したレーサムはどんな会社?
レーサムには創業者の田中剛元会長が作り上げた「レーサムイズム」があります。今もレーサムの全社員に受け継がれている7つのレーサムイズムを紹介します。
- 真にお客様のためになる不動産は、社会の優良資産にもなる。真に社会のためになる不動産は、お客様の優良資産にもなる。
- 過去の成功体験を捨て、未来からの逆算で考える。そうしなければ、社会に必要とされ、かつ資産価値を生む不動産は創れない。
- 紋切り型を排する。お客様×物件の数だけ理想形がある。1件1件オートクチュール。社内の知を結集し、理想を実現する。
- “面倒”を厭わず、むしろみずから“面倒”に突っ込む。“面倒”の先にこそ、新しい価値が生まれる。
- 安易なスクラップ&ビルドは、文化と社会を破壊する。受け継ぐべきものを受け継ぐために、全力を尽くす。
- 売って終わりは、お客様と街に失礼。中長期の価値向上に尽くしてこそ、レーサムの仕事である。
- お客様との信頼関係、地域・社会との信頼関係、そして社員同士の信頼関係。レーサムにとって、これ以上に大切なものは存在しない。
「他にはできないことをやってこそレーサム」「約束したことは必ず実現する」「このレベルまでいくと決めたら妥協はしない」など、レーサムはこのイズムに則って、顧客と社会のために全力を尽くす会社なのです。
レーサムの事業内容
レーサムの事業内容は、大きく分けて「資産価値創造事業」「資産価値向上事業」「未来価値創造事業」の3つです。それぞれの事業についてまとめました。
1.資産価値創造事業
時代の中で価値を失いつつある不動産を買い取り、用途変更や大規模改修を含む抜本的な改良をレーサムが負担して行います。新しい時代における不動産価値を創造して、顧客に運用資産を提供するものです。
企画立案においては、「未来の社会を構想し、そこに必要とされる不動産を生み出す」という視点で、プロジェクト毎に100%オートクチュールでプランニング。また、周辺コミュニティ、自治体、文化育成、環境保全といった視点も多角的に考慮し、街全体にとって意味のある不動産創造を目指します。
それらを実現するには様々なハードルが存在しますが、社内の多種多様なスペシャリストの知識・経験を総動員し、価値を具現化。おもな物件規模は10億円〜100億円。商業・オフィス・マンション・宿泊施設・教育施設など、分野は多岐に渡ります。
2.資産価値向上事業
顧客に提供した不動産について、資産価値を維持向上させるための賃貸管理・建物管理業務等を行います。
テナント入れ替わりなどの機会に、将来に向けた資産価値向上プランを提案。顧客の希望を細かく聞き、内容の濃い情報交換を行って、長期的な資産価値向上を目指しています。
3.未来価値創造事業
コミュニティホステルや超高齢化社会に必須の高度医療専門施設、増加する自然災害に備える非常用電源開発など、将来の社会課題に対応した事業を行っています。そこで蓄積された経験や知識は、成功も失敗も、将来的な資産価値創造事業・資産価値向上事業の構想力・提案力として活かしています。
レーサムのプロジェクトハイライト
レーサムにはさまざまな事業実績がありますが、その中から2つご紹介します。
◆築古不動産をサステナブルに再価値化「レスピール三鷹」
不動産は、解体して新しく建て直すのが最も手間のかからない方法なのが現状ですが、解体・新築は膨大な量の廃材を生み出す上に、新たな建設資材が大量に必要です。
地球環境や資源開発、またビジネスにおいても持続可能性を重視する今後の社会状況を考えた場合、安易なスクラップ&ビルドは、すでに成立しないプロセスであるとレーサムは考えています。
レーサムは吉祥寺・三鷹の築44年の寄宿舎を、解体することなく最先端の手法で全面刷新し、中長期にわたり、顧客と社会に価値をもたらす不動産に生まれ変わらせました。
老朽化した構造躯体の耐震性能を向上させつつ、既存躯体の大部分を活用。設備リニューアル、外観・内装の一新を行い、建物の長寿命化を図る新しい建築手法「リファイニング手法」を(株)青木建築工房の全面協力を得て、初めて導入したものです。
その特徴は、「新築の7割程度の予算」、「内外観とも新築と同等のクオリティが実現」、「用途変更を含む大幅な改修も可能」、「現行法規への適合性も担保」、「廃材も大幅に削減できる」など多岐にわたります。
レスピール三鷹は構造躯体の信頼性と遵法性を担保し、当局から検査済証を取得。最新の賃貸マンションとして生まれ変わらせることができたのです。
◆歴史的建造物を守り現代に活かす「京都たわら庵」
安易なスクラップ&ビルドは、文化を破壊することにもつながり、その地で数十年〜数百年かけて、営々と育まれてきた生活様式、文化、そして人々の思いなどすべてを、無に帰してしまいます。この状況に歯止めをかけられないかと、レーサムは考えました。
京町家も、そんな危機に瀕する文化財のひとつ。しかし京町家はその特殊な構造から、転用が容易ではなく、日に日に数が減っているそうです。
しかしレーサムは、現実的には解体するしかない状況にあった築120年の京町家を、京都の奥深い歴史を感じられる宿泊施設「たわら庵」として再生させました。
延床面積が280㎡あるこの建物を改修して転用するためには、旅館業法上、全体を不燃材料建築に改築することが必要でしたが、延床面積を200㎡未満に減らす「減築」という方法で現行法制をクリア。伝統的な建築・意匠をそのままに、希少な歴史建造物の保全を実現しました。
元会長:田中剛氏の想いを継いだレーサム社員の声
レーサムの魅力や将来像・不動産プロデューサーについて、社員が語った声をまとめました。
【レーサムの魅力】
- 絶えず新しい価値を生み出すことを志向するならば、レーサムは格好の場所だと思います。
- 一人一人が、一種の事業主のような主体性をもって仕事に取り組むことができる、それが魅力です。
- 一言でいえば「前向きなところ」。可能性を信じ、簡単には諦めない。難しいことがあれば、かえって「楽しい」、「これはチャンスだぞ」と思う、そういう会社
- やりたいこと」にチャレンジできる環境と、「やりたいこと」を見つけることができる環境があること
- 組織がフラットであることです。一番上から一番下まで距離が近く、直接つながることができます。
- あらかじめ決められた「こうじゃなきゃ」という型に縛られることなく、自由に仕事ができます。
- 「レーサムがしなければならないこと」とは、「レーサムでなければできないことを行うことである」という分野が、多分にある
- 型にはまらない。現場の感覚で実務を回していく。
- 人を成長させてくれる、そしてサポートしてくれる会社です。厳しいけれどもあたたかい。人をちゃんと見て、挑戦する人を応援してくれる、そういうところです。
【レーサムの将来像】
- 不動産を通じて、お客様や世の中に向けて、人々の働き方や暮らし方の未来に向けて、「ハッとさせたい」、「驚かせたい」という気持ちの溢れている会社でありたいです。
- 営業部門はお客様の最高の接点として、不動産プロデューサーをどんどん生み出していく組織でありたい
- 少数精鋭の不動産プロデューサーが機動的に、アメーバのように社内外の専門家ネットワークとつながっていく、というのが目指すべき将来像なのではないかと思っています。
- 部分的な、機能的な仕事の集積ではなく、どこまでも自分の領域を超えて挑戦していく集団。
- 例えば経理でも、小さな専門性に閉じこもるのではなく、何にでも関わっていく。そういう人材が集まるような会社にしていきたいと思います。
【不動産プロデューサーとは】
- 「不動産に触りながら、幅広くアイデアを拾い上げてカタチにするひと」
- 「ゼロからイチをつくる」人
- 不動産業務に閉じたものではなく、経営と事業全般に貢献するための存在。
- つねに広い視野を持ちつつ、同時に、思いと真剣さを持ち合わせ、結果として、技術集団としてのセンスをも磨いていくということが最も重要
- 社会や顧客の課題を発見し、それを解決するために、不動産という専門性を中心としつつも、あらゆる手立てで価値を作り出していく。
現在のレーサムを牽引する小町剛社長について調べました
2018年6月、創業者の田中剛氏が会長に就任したため、常務取締役だった小町剛氏が社長に昇格しました。2021年、田中剛氏の会長退任で、小町剛社長はレーサムの舵取りを任され、3年が経とうとしています。
小町剛氏の経歴をみる
ではここで小町剛氏の経歴をみてみましょう。
- 1972年 誕生
- 1996年4月 株式会社三和銀行(現株式会社三菱東京UFJ銀行)入行
- 2005年3月 株式会社レーサム入社
- 2006年7月 同社社長室長
- 2007年11月 同社常務取締役 経営企画ユニット長兼社長室長
- 2008年3月 同社常務取締役 経営企画ユニット長
- 2009年3月 同社常務取締役 管理本部長
- 2010年4月 同社常務取締役 社長室長
- 2011年9月 同社常務取締役 戦略投資本部長
- 2014年4月 同社常務取締役 資産運用第一本部長
- 2015年4月 同社常務取締役 資産運用本部長
- 2016年5月 同社常務取締役
- 2017年4月 同社常務取締役 社長室長
- 2018年6月 同社代表取締役社長(現任)
小町剛氏が掲げる事業理念
社長就任後、小町剛氏はどんな思いを持ってレーサムが事業に取り組んでいるのか、事業理念について次のように説明されています。
目先の利益より世の中に意味のあるものを。
それが結局はお客様の利益にもなる。自分で土地を仕入れ、人やアイディアを集め、その一帯が経済的にも成立するまでやり遂げる。社会的に意味のある、心が、想いが主人公の街を創る。
出典:レーサム小町剛note
この理念を具現化したといえるのが、東京都の飯田橋でレーサムが取り組んだ「大箱ビルトイン」プロジェクトです。
都心で大型ビルをリノベーションする場合、テナントは企業のオフィスや店舗といったものになるのが一般的です。しかし、レーサムは「社会的に意味のある」リノベーションに取り組みました。
待機児童の問題解決に貢献すべく、保育園をテナントに誘致したのです。この取り組みは同社にとって挑戦ともいえるものだったのではないでしょうか。結果として5カ所でこうした保育園をテナント誘致に成功し、合計約700人の児童が就園できる機会を創出したそうです。
まとめ
レーサムは、レーサイズムに基づいた田中剛元会長の作ってきた雰囲気がベースにあり、「誰ひとり置き去りにしない」「全員を見守ってもらえる」ような会社です。社員の声からも、そのイズムが1人ひとりに染みわたっており、良い人間関係が作られていることが、仕事のしやすさや成果にも繋がっていると分かります。
今後もレーサムは、会社全体で社員を支えていきながら「レーサムにしかできないこと」を行い、不動産を通して顧客や社会を支えていくことでしょう。
会社概要
会社名:株式会社レーサム
設立:1992年5月1日
代表者:小町 剛
所在地:東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関顧問ゲート西館36階
公式サイト:https://www.raysum.co.jp/
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